【Column】神がかった作画に圧倒されっぱなしの105分!『劇場版 呪術廻戦 0』
2021年12月24日に全国ロードショーの『劇場版 呪術廻戦 0』のレビューになります。漫画で描写されたものが、しっかりとアニメ化されており、原作コミックを読んだことがある人も、そうでない人にも大変おすすめしたい作品である。
- 『呪術廻戦』の魅力
- 『劇場版 呪術廻戦 0』あらすじ
- アニメを放送し終えているからこそ出せる面白さ!
- 『呪術廻戦』関連コラムをnumanでも!
- 映画情報番組『What's Up Hollywood』YouTubeで更新中!
『呪術廻戦』の魅力
普段、クリスマスやクリスマスイブに映画を観に行くことはそうそうないのだが、今年だけはどうしても映画館に行かなくてはならない用事があった。
そう、『劇場版 呪術廻戦 0』の公開日だったからだ。
筆者は昨年のTVアニメ放送開始と同時に『呪術廻戦』の魅力に取りつかれてしまっている。それ以前から存在自体は知っていたのだが、なんせそこまでアニメや漫画を観る方ではなく、本当に2020年の自粛期間ぐらいに二次元の魅力に気づかされたというのが正直なところだ。
そんな筆者を熱狂させている『呪術廻戦』は、「週刊少年ジャンプ」にて2018年から連載中の芥見下々の漫画を原作としている。
高い身体能力を兼ね備えた高校生の虎杖悠仁が、特級呪物である両面宿儺の指を喰らい、その身に‘‘呪い’’を宿したことから、東京都立呪術高等専門学校へと入学。
そこで呪術の訓練を受け、宿儺の器として、あらゆる呪霊たちとの戦いに身を投じていく様子が描写される。
「呪いで呪いを制す」というテーマや考え抜かれた設定、世界観が非常に面白い作品なのだ。最近のアニメは作画が神がかっていることでも知られているが、本作も例外ではなく、原作で表現された迫力満点のバトルシーンが、アニメではさらに進化を遂げている。目まぐるしく繰り広げられる‘‘呪い’’バトルは圧巻だ。
また、登場人物たちの個性も際立っており、特に劇中最強キャラである五条悟のカッコ良さといったら、ジャンプ史上最強と言っても過言ではない。
TVアニメを視聴し終え、漫画も既刊のものはすべて読み終え、グッズに散財することも増えてしまうほど、『呪術廻戦』の虜になってしまったのだ。ここまでアニメに熱を上げることは我が人生でも非常に稀なこと。だからこそ、普通なら絶対に行くことがないクリスマスイブの激混み映画館へと足を運んだのである。
そろそろ映画の話をしろって…お待たせしてしまった。ここからが『劇場版 呪術廻戦 0』の話となる。
『劇場版 呪術廻戦 0』あらすじ
本作は、『呪術廻戦』の連載が始まる以前に短期連載された『東京都立呪術高等専門学校』を原作とした、いわゆる『呪術廻戦』の前日譚である。
主人公も本筋のラインとは異なり、特級過呪怨霊・折本里香に取りつかれた内気な少年・乙骨憂太を主人公としている。彼が呪術高専に編入したことから物語が始まっていく。人を避けてふさぎ込んで生きてきた憂太が、高専の同級生や頼れる五条先生らと深い関係を築くことで、自らの存在意義を見出していき成長していく姿が描かれる。同時に憂太を狙う最悪の呪詛師・夏油傑が現れたことで繰り広げられる呪いで呪いを祓う壮絶なバトルも圧巻の作品となっている。
アニメを放送し終えているからこそ出せる面白さ!
率直な感想を言わせてもらえば、いやぁ面白かった!
ネタバレを書きたくないため、多くは触れないでおくが、原作とは少し異なる内容になっており、先にアニメを放送し終えてるからこそ出せる面白さとサプライズに
TVアニメ2期以降の物語を左右する重要な要素で構成された『劇場版 呪術廻戦 0』。エンドロール後にも見逃せない映像があるため、スクリーンが暗くなっても絶対に席を立たないようにしよう。(文・構成:zash)
『呪術廻戦』関連コラムをnumanでも!
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