東映特撮YouTube Officialで絶賛配信中!『仮面ライダー龍騎』の魅力とは?【あらすじ・見どころ】
2002年の放送開始から20周年を迎え、東映特撮YouTube Officialで全話配信が始まった「平成仮面ライダー」シリーズ第3作『仮面ライダー龍騎』。現行の『仮面ライダーギーツ』で取り入れられている多人数ライダー要素を初めて組み込んだ作品としても有名な本作の魅力を紹介しよう!
『仮面ライダー龍騎』作品情報・あらすじ
放送:2002年2月3日~2003年1月19日
主演:須賀貴匡
ネットニュース配信社OREジャーナルの新米記者・城戸真司は、人々が忽然と姿を消す失踪事件の真相に迫ろうとしていた。
取材中に鏡やガラスが新聞紙で覆われた怪しげな部屋へとたどり着いた真司は、そこで謎のカードデッキを見つける。
その力で、鏡の中の世界=ミラーワールドへと足を踏み入れた真司は、仮面の戦士へと変身。
この姿は、モンスターと契約することで、様々な力を使うことができる仮面ライダーであることを知った真司は、仮面ライダー龍騎へと変身し、ミラーモンスターから人々を守ると共に、13人の仮面ライダーが入り乱れるバトルロイヤルへと巻き込まれていくのだった…。
仮面ライダーのイメージを刷新させた作品
『仮面ライダーアギト』が好評のままに幕を閉じ、次なる作品への期待が高まる中、放送が始まった『仮面ライダー龍騎』で「平成仮面ライダー」の基本路線を築くことに成功する。
本作は、それまでの「仮面ライダー」のイメージを刷新させた作品だ。
まず変身アイテムがカードデッキであるところ。これは当時、カードゲーム全盛の時代だったことを考慮しての設定だが、皆が同じカードを使うというわけではなく、各々の仮面ライダーで使えるカードの種類が異なる点が面白かった。
そして、なんといっても本作に登場する仮面ライダーの数には驚かされた。
本作には、なんと!13人もの仮面ライダーが登場し、怪人だけでなく、仮面ライダー同士が生き残るために熾烈な戦いを繰り広げるのだ。
そのため、劇中では応援していた仮面ライダーの残酷な死なども描写されており、「生きる」ことの重大さが重くのしかかる内容が繰り広げられる。
また、仮面ライダーに変身する人間も、皆が善人というわけではなく、インチキ弁護士や汚職刑事、さらには連続殺人犯までもが仮面ライダーに変身するのだ。
「平成」の時代の仮面ライダーは決して正義の味方ではなく、各々の正義や欲望を追求する存在であることが印象づけられた。
変身ベルトに何かを装填して変身する方法や複数人の仮面ライダーが入り乱れる展開など、のちの「平成仮面ライダー」の礎を築いた作品という印象が強い。
『仮面ライダー龍騎』は、東映特撮YouTube Officialにて絶賛配信中!(文・構成:zash)