TVアニメ『キングダム』第4シリーズ放送間近！これまでのシリーズを振り返る【あらすじ・見どころ】

2022年4月9日よりTVアニメ『キングダム』待望の第4シリーズがNHK総合にていよいよ放送開始となる。そこで今回は、これまでの『キングダム』アニメシリーズの歴史を振り返ってみようと思う。

『キングダム』とは？
下僕の少年が天下の大将軍を夢見て歩みだす！『キングダム』第1シリーズ
同世代の新キャラ登場で信はますます成長を遂げる！『キングダム』第2シリーズ
迫りくる合従軍！亡国の危機を切り抜けられるか！？『キングダム』第3シリーズ
どうなる？『キングダム』第4シリーズ
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『キングダム』とは？

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『キングダム』は、原泰久による日本の漫画作品である。
2006年より「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の同作は、累計発行部数4700万部を突破している、超人気作品だ。
第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞作品でもあり、名実ともに、現在連載中の漫画の中でもトップに君臨していると言っても過言ではない。
2012年にはTVアニメシリーズ化もされ、第2シリーズ、第3シリーズとなる「合従軍編」までの放送を終えている。

紀元前3世紀の古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にした壮大なストーリー展開は、常に読者を楽しませ、全く飽きさせない。
言うなれば、すでに物語の結末は決まっている作品ではあるが、そこまでの過程で楽しませているのだ。

下僕の少年が天下の大将軍を夢見て歩みだす！『キングダム』第1シリーズ

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『キングダム』がTVアニメ化されたのは、2012年のことだった。
NHK BSプレミアムにて、2012年6月4日から2013年2月25日にかけて第1シリーズ全38話が放送された。

中国最西の大国「秦」を舞台に、戦争孤児の下僕の少年・信が、同じく下僕の漂と共に、いつか下僕の身から抜け出し、天下の大将軍になることを夢見て、日々、剣を鍛える日々を送っていた。
やがて、秦国大臣・昌文君に見出され仕官した漂だったが、ある夜、血まみれの状態で信のもとへと帰ってくる。
容姿が大王と瓜二つだった漂は、大王の身代わりとなり、王弟の反乱に巻き込まれてしまったのだ。
漂は信に一枚の地図を渡し、総てを託したと告げる。
そして、目的の場所へとたどり着いた信が目にしたのは、漂と瓜二つの大王・政の姿であった…。

TVアニメ『キングダム』第1シリーズは、信と政の出会いから、王弟の反乱、信の初陣、そして信の人生に大きな影響を与える王騎将軍の死までが描かれる。
正直、第1シリーズに関しては、作画に関して統一できていない印象を受け、登場人物の顔や容姿などが一定でない部分も多く、粗削りな部分も多く観られるのであるが、ストーリーに関しては抜群に面白い！
下僕の少年が武功を上げ、評価を高めていく姿が非常に小気味よく、天下の大将軍である王騎にまでも後継者として認められるまでにのし上がる姿は爽快感をも感じさせる。
原作コミックに見られるような残酷描写はかなり抑えめであるが、決して見劣りすることなく、より様々な年齢層が楽しめるものとなっている。

同世代の新キャラ登場で信はますます成長を遂げる！『キングダム』第2シリーズ

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TVアニメ『キングダム』第2シリーズは、第1シリーズ放送直後の2013年6月8日から2014年3月2日にかけて全39話が放送された。

王騎亡き後、諸国に国境を侵され始める中、三百人隊に増強された飛信隊は各地を転戦。
その最中に、趙国宰相・李牧が秦国を訪れ、秦趙同盟を結ぶことを提案し、これが成立。
秦趙同盟の効果は早くも現れ、魏国要衝の地「山陽」の奪取を目的とした、対魏侵攻戦が開始され、秦軍の前に立ちはだかった魏軍は、元趙国三大天・廉頗を送り込むのだった…。

王騎によって「飛信隊」と名づけられた信たちは、次なる武功を上げるべく、各地で破竹の快進撃を続けていた。
そんな中、彼らに新たな出会いが訪れる。
それこそが同世代の王賁率いる「玉鳳隊」と蒙恬率いる「楽華隊」である。
「飛信隊」「玉鳳隊」「楽華隊」の三隊がしのぎを削りながらも、お互いを高めあっていく姿が描かれるのが、第2シリーズだ。
主に山陽奪取へ向けた魏国との激しい戦が描かれるのだが、中でも廉頗四天王のひとりである輪虎との壮絶な死闘は心を揺さぶることだろう。
先々の『キングダム』のストーリーにも大きな影響を及ぼすことになる出来事が頻発することになる。
作画に関してもまとまってきた感があり、第1シリーズよりも面白いと言っても過言ではない。