ROADSHOW

映画・海外ドラマのコラム、レビュー、ニュースをお届け!

MENU

歴代「スパイダーマン」ヴィラン総復習【サム・ライミ三部作編】

全てのスパイダーマンファン歓喜の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のブルーレイ&DVDがついにリリース!これを記念して、歴代「スパイダーマン」実写映画に登場したヴィラン(悪役)を総復習!今回は、トビー・マグワイアが主演を務めた【サム・ライミ三部作編】をお届け!

 

 

グリーン・ゴブリン『スパイダーマン』(2002)

www.youtube.com

 

2002年のサム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズ記念すべき第1作に登場する、緑色の怪人グリーン・ゴブリン。
マーベル・コミックスにおける初登場は、1964年の「アメイジングスパイダーマン」第14号。
スパイダーマンの宿敵として長い間、暗躍し続けているヴィランである。
マーベル・コミックスでは、愛する妻が病死してしまい、仕事に没頭するようになったノーマン・オズボーンが、ビジネス・パートナーだったメンデル・ストルム教授と会社を立ち上げるも、ストルムが横領していたことを知り、警察に突き出して、支配権を獲得。
ストルムが開発していた人間の知力と体力を強化させる増強薬を試そうとするが、息子ハリーによって薬品が入れ替えられ、緑色の怪人へと変貌してしまう。

映画版では、主人公ピーター・パーカーの親友ハリーの父親として登場。
オズコープ社の社長であるノーマン・オズボーンは、重役からのプレッシャーを受け、パワー増強剤を服用し、覚醒する。
オズコープ社の開発品であるグライダーに乗り、重役たちを手投げ弾で木っ端みじんにしてしまう。
次第にその力を制御できなくなり、一般市民をも巻き込み、スパイダーマンと対峙することになるのだった…。
2007年公開の『スパイダーマン3』では、息子のハリー・オズボーンが父の跡を継ぎ、ニュー・ゴブリンとなって、スパイダーマンに牙をむく!

 

ドック・オク『スパイダーマン2』(2004)

www.youtube.com

 

2004年の『スパイダーマン2』で親愛なる隣人を苦しめたのは、ドック・オック。
マーベル・コミックスにおけるドクター・オクトパスは、1963年の「アメイジングスパイダーマン」第3号で初登場。
のちに世界でもっとも危険な科学者となってしまうオットー・オクタビアスは、シャイな性格の少年だったが、科学の研究に没頭し、世界的な地位を手に入れると共に、高慢で自己中心的な人物となっていった。
ある時、危険な実験を遠距離操作するために開発した特殊なアームが、実験の失敗と共にオットーと融合してしまい、最悪の怪物、ドクター・オクトパスとなってしまった。

映画版におけるドック・オックは、オズコープ社の支援を受け、核融合による新エネルギーの研究を行っている最中に事故が起き、人工知能を有したアームを制御するチップが破損。
アームと完全に融合してしまい、私利私欲のために人々を襲うようになってしまう。
スパイダーマンことピーター・パーカーは、オットーのことを慕っていたが、暴走した彼を止めるために、自我を取り戻させようとするのだった…。

 

 

 

サンドマンスパイダーマン3』(2007)

www.youtube.com

 

2007年公開の『スパイダーマン3』に登場する、サンドマン
マーベル・コミックスにおける初登場は、1963年の『アメイジングスパイダーマン』第3号。
ウィリアム・ベイカーという少年は、砂細工が得意な繊細な少年であったが、学校でいじめられるようになり、タフさを強調するために‘‘フリント’’と名乗るようになる。
次第にフットボールの花形選手となったフリントだったが、友人がギャングから借金をしてしまい、八百長試合を行い、退学に。
強盗で刑務所に服役し、そこで父親と再会するが、打ち明けることができず、フリント・マルコと名乗るようになった。
そうしてある日、脱獄に成功したフリントは、軍の核実験場に潜伏中に事故に巻き込まれ、放射線を浴びた砂と融合してしまう。

映画版では、ピーター・パーカーの叔父であるベン・パーカーを殺害した真犯人として描かれ、最初からフリント・マルコという名前で描写された。
刑務所から脱獄したのちに、実験場で事故に巻き込まれてしまう。
変幻自在に姿を変えることができるため、スパイダーマンも苦戦を強いられたが、シンビオートの影響で黒くなったスーツに身を包んだスパイダーマンのパワーに圧倒される。
病気の娘を第一に考える心優しいヴィランでもある。

 

ヴェノム『スパイダーマン3』(2007)

www.youtube.com

 

2007年の『スパイダーマン3』でサンドマンと共にスパイダーマンに牙をむくヴェノム。
マーベル・コミックスにおける初登場は、1983年の「ウェブ・オブ・スパイダーマン」第18号。
デイリー・ビューグルのライバル新聞社だったデイリー・グローブで記者をしていたエディ・ブロックは、連続殺人鬼の独占記事を執筆し脚光を浴びるが、実はこれが成り済ましの偽記事だったことがスパイダーマンによって暴露されてしまい、仕事も私生活も完全に失ってしまう。
自分に降りかかる不幸はすべてスパイダーマンのせいだとしたエディの怒りは、かつてスパイダーマンに寄生していたシンビオートと共鳴し、完全融合。
無敵の怪人ヴェノムが誕生した。

映画版でも、そのほとんどの設定が流用され、カメラマンのエディ・ブロックが偽造写真を作成し、デイリー・ビューグルのカメラマンとして正式に採用されるが、捏造をピーターによって暴露され恨みを抱く。
この怒りとスパイダーマンによって振り払われたシンビオートが共鳴し、一体化。
ヴェノムとなって、ピーターの恋人MJを拉致する。

 

次回は、アンドリュー・ガーフィールドが主演を務めた【マーク・ウェブ二作品】を紹介!(文・構成:zash)

 

 

映画情報番組『What's Up Hollywood』YouTubeで更新中!

www.youtube.com