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【レビュー】『ゾンビランド』×『メン・イン・ブラック』の様相を呈するSFアクション!『ラブ&モンスターズ』(2020)

Netflixで配信中のSF映画『ラブ&モンスターズ』は、『ゾンビランド』×『メン・イン・ブラックの様相を呈するSFアクション。今回は、あらすじ、感想、キャストについてお届け!

 

 

『ラブ&モンスターズ』あらすじ

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ある日、地球に向かう小惑星が発見されるも、人類はミサイルで破壊することに成功しし、その衝突を回避。しかし、ミサイルの化学物質が地上に降り注ぎ、生き物の遺伝子に影響を与えてしまった。地球は巨大なモンスターが徘徊する星と化し、世界は崩壊。人々は地下シェルターで暮らすことを余儀なくされた。それから7年後、運よく生き残ったジョエル(ディラン・オブライエン)は、ある日、ガールフレンドのエイミー(ジェシカ・ヘンウィック)が生存していることを知り、遠く離れた彼女と再会するために、危険極まりない地上に出ることを決意するのだった…。

 

感想:『ゾンビランド』×『メン・イン・ブラック

 

全体的なストーリー展開としては『ゾンビランド』(2009)の二番煎じ的な印象が強く、冴えない主人公があらゆるルールを学び、それらを遵守することで生き延びていくことになる。何も特技がなく、周囲からも心配の視線を浴びている主人公が、見る見るうちに成長していく姿は小気味よいのだが、どうにもストーリー的なものがイマイチ…。旅を続ける道中でモンスターと出会しては戦いの繰り返しなのだ。そういったところは非常に退屈にさせる要素であるが、最終的な着地点としては良かったと思う

2020年、コロナ禍になってからの作品ということで、外(劇中では地上)に出ることへの恐怖がある中、一歩踏み出す勇気や閉じこもっているばかりではいられないということを、もちろん外は危険だと前置きした上で、我々に説く。ある日突然、地球が巨大モンスターに巣食われてしまったという導入部もコロナを彷彿させる。しかしながら、やはりB級映画的なノリで随所に織り交ぜられたコメディ要素など、『ゾンビランド』のそれなんだよな…。

 

 

キャストについて:三枚目的魅力を発揮するディラン・オブライエン

 

主演は『メイズ・ランナー』シリーズでおなじみのディラン・オブライエン。てっきりイケメン俳優の分類なのかと思いきや、しっかりと三枚目感を出していて、意外とこういう役もイケることに驚いた。
オブライエン演じるジョエルが旅に出るきっかけとなるヒロイン役ジェシカ・ヘンウィックは、相変わらずキュートな演技が映える。程よい逞しさを感じさせるアクションもさることながら、主人公が再会を夢見るだけの輝きを纏っており、素晴らしい存在感を発揮している。
主人公を成長させるメンター的役割を果たすマイケル・ルーカーもまた良かった。
『ラブ&モンスターズ』は、Netflixで配信中。
 

ヒロインを演じるジェシカ・ヘンウィックの特集をシネマトゥデイでも!

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