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【レビュー】‘‘ディズニーヴィランズ’’が‘‘ディズニープリンセス’’へと変わる時…『ディセンダント ロイヤルウェディング』(2021)

ディズニー・チャンネルでこの冬放送された「ディセンダント」シリーズの新作アニメーション『ディセンダント ロイヤルウェディング』は、約30分の短編作品であるが、まさにシリーズの集大成とでも言うべき作品であった。今回は、あらすじ、感想をお届け!

 

「ディセンダント」シリーズとは?

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ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー「ディセンダント」シリーズは、ディズニー・アニメーションに登場するヴィランズたちに''もしも子孫がいたら''という設定の元、製作された作品。
マレフィセント(『眠れる森の美女』)の娘マル、イーヴィル・クイーン(『白雪姫』)の娘イヴィ、クルエラ・ド・ヴィル(『101匹わんちゃん』)の息子カルロス、ジャファー(『アラジン』)の息子ジェイを中心にヴィランズの子孫たちが親の縛りから解き放たれ、自らの殻を破っていく姿を描く。

2017年には続編となる『ディセンダント2』が、2019年には3作目となる『ディセンダント3』が製作された。

その間にも短編作品やアニメ作品が製作されるなど、過去に類を見ないシリーズ化作品として、ディズニー・チャンネルの歴史を見ても、近年稀に見る大ヒットシリーズとして絶大な支持を集めている。

 

 

『ディセンダント ロイヤルウェディング』あらすじ

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ついにやってきたマルとベンの結婚式当日。皆に祝福され、華々しく幸せな式になるはずだったが、マルの父ハデス が式場に到着した直後、式場から立ち込める煙と、叫びながら逃げ出す参列者たちが...。ハデスは招かれざる客 だったのか? マルは戻ったハデスに会いに再びロスト島へ向かう。

ディセンダント ロイヤルウェディング|ディズニー・チャンネル|ディズニー公式 (disney.co.jp)

感想:ディズニー・アニメーションの王道的作品

"ディズニーヴィランズ"として物語が始まったマルたちが、しっかりと"ディズニープリンセス"らしい存在感を纏って物語を紡いでいく姿がとても感慨深い。
作画も往年のディズニー・アニメーションらしい表情豊かなものになっており、小鳥がさえずり、犬が人間の言葉を話す、まさしく王道のディズニー映画らしい作品に仕上がっており、ディズニー作品の中でも異質な空気感を醸し出していた本シリーズが、ロイヤルウェディングといういわば"完結編"でこのようなディズニーらしい王道を見せてくれたことが、なんだかとても嬉しかった。
ただ、やはりカルロスが登場しないのは、どうしても寂しい…。
 

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