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【レビュー】これが‘‘あおり運転’’の最終形態!『アオラレ』(2020)

名優ラッセル・クロウ主演の映画『アオラレ』は、近年、世界中で大きな問題となっている‘‘あおり運転’’の最終形態を見せてくれる一本だ!今回は、あらすじ、感想、キャストについてお届け!

 

 

『アオラレ』あらすじ

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美容師のレイチェルは今日も寝坊。あわてて息子のカイルを学校へ送りながら職場へと向かうが、高速道路は大渋滞。度重なる遅刻に、ついに首となる。最悪の気分のまま下道を走るが、信号待ちで止まると、前の車は青になっても発進しない。クラクションを鳴らすがまだ動かない。イラついたレイチェルが追い越すと、つけてきたドライバーの男が「運転マナーがなっていない」と言う。レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。息子を学校に送り届けたものの、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。店員は「あおり運転の常習犯よ」と警告。車に戻ったレイチェルはある異変に気付いた。が、時すでに遅し。信じられない狂気の執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、ノンストップで始まるのだった―

アオラレ - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

 

感想:現代版の『激突!』

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日本でも同じだが、アメリカでは今、危険な"あおり運転"による被害が増加している。
SNSなどでも度々そういった状況を目にするが、そんな世の中に警鐘を鳴らしたのが本作。

まさに現代版の『激突!』(1971)と言えるような作品で、一人の怒り狂ったサイコ野郎が地の果てまで追いかけてくる恐怖を焦燥感たっぷりに描き切っている。
これがもはやフィクションの世界だけでなく、現実にあり得ることであるから尚更怖い。
どんなヤバイ奴が運転しているかわからないから常に安全運転で、クラクションを鳴らす際は後先を考えてからにしようというメッセージが込められているように思う。
しかしながら、随所に話の持って行き方が強引な部分もあり、そういった部分は現実性に欠けると言えるかもしれない。

 

 

 

キャストについて:最狂のアオリ野郎!ラッセル・クロウ

アオリ野郎を演じるラッセル・クロウがとにかく恐ろしく、その目つきや表情から醸し出される"狂気"には背筋が凍る思いをさせられた。
ラッセル・クロウが主演する映画にしてはあまりにも低俗すぎるような気もするが、それでもやはり彼の演技は凄かった!
それにしても太ったな…。

 

 

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