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【レビュー】ディズニー・アニメーションの形を決定づけた短編作品『花と木』(1932)

1932年に製作されたディズニー・アニメーション『花と木』は、世界初のカラー映画である。約9分という短い時間ながら「起承転結」ハッキリした作品だ。今回は、あらすじ、感想をお届け!

 

 

『花と木』あらすじ

filmarks.com

 

愛し合う2本の木の物語。彼らに嫉妬し、森を焼いて脅そうとする年老いた切り株は、自らが灰と化す。森は活気を取り戻し、カップルの結婚を祝います。アカデミー賞短編アニメーション賞の記念すべき初回で受賞を果たした作品です。世界初のフルカラー短編アニメーション作品としてディズニー・アニメーションの源流となっています。また同じ年には『ミッキーの子沢山』もノミネートされています。

アカデミー賞 短編アニメ賞特集!ディズニー&ピクサー歴代受賞作品|Disney+(ディズニープラス)公式

 

感想:ディズニー・アニメーションの形を決定づけた短編作品

鳥のさえずりによって目を覚ます木々や花、植物たち。
いかにして"自然"というものが目覚めていくのかを映し出しながら、次第に不穏な空気を漂わせ始め、悪者の登場によって、話が大きく展開していく。
世界初のカラー映画という映画の歴史において欠かせない作品であり、1932年当時の作品としては「起承転結」が見事なまでにハッキリしている。
善人と悪者の戦い、自然破壊への警鐘など、この頃からすでにディズニー・アニメーションの形は完成されていた。

 

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