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【レビュー】実在のゲイポルノスターを描いた『キングコブラ』(2016)

2016年に製作された映画『キングコブラ』は、実在のゲイポルノスターの壮絶な実話を基にした作品。主演は『ティーン・ビーチ』シリーズでおなじみのギャレット・クレイトンだ。今回は、あらすじ、感想、キャストについてお届け!

 

 

『キングコブラ』あらすじ

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2007年、ゲイポルノ製作会社「コブラ社」のプロデューサーであるスティーヴン(クリスチャン・スレイター)は、のちに人気を博すポルノスターのブレント・コリガン(ギャレット・クレイトン)のビデオを撮影。しかし、ライバルのジョー(ジェームズ・フランコ)とハーロー(キーガン・アレン)はコリガンの出演契約を買収しようとするのだった…。

 

感想:実在のゲイポルノスターの壮絶な実話を基にした作品

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前半は主にブレント・コリガンというポルノスターがいかにして人気を博すようになったのか、そしてプロデューサーとの関係性が描かれる。
後半に入って雰囲気がガラリと変わり、それまで同時進行していた"もう一方のグループ"とブレントが関わるようになり、サスペンス色が強くなる。
後半は『ウォール街』(1987)的な面白さがあり楽しめたが、前半がなかなかドギツイ内容かつクドい。
かなりの胃もたれを引き起こす内容になっている。
これも製作を務めたジェームズ・フランコの趣味だろうが、彼はどうにもやり過ぎてしまう傾向にあるようだ。

 

キャストについて:『ティーン・ビーチ・ムービー』のギャレット・クレイトン

期待していた主演のギャレット・クレイトンはキャラクターの心情を上手く体現した演技を披露する。
自らもゲイであることをカミングアウトしているからこそ出せる表情といったところか。
クリスチャン・スレイタージェームズ・フランコのベテラン俳優も良い。
特にフランコは悪どい表情が非常に良い味を出していた。

 

 

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