【レビュー】ヴァイオレットからの‘‘もう一通の手紙’’『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』(2019)
いま、泣けるアニメNo.1の呼び声高いTVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。その番外編となる『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』がTVシリーズ以上に泣かせる内容で大変驚かされた。本作の魅力を紹介しよう!今回は、あらすじ、感想をお届け!
- 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』あらすじ
- 感想:前編はボーイッシュなヴァイオレットが印象的
- 後編は前編の数年後が舞台
- TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のコラムもお楽しみください
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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』あらすじ
……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。 良家の子女のみが通うことを許される女学園。 父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。 未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。
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感想:前編はボーイッシュなヴァイオレットが印象的
TVシリーズ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の‘‘その後’’を描いた本作は、前編・後編の二部構成で綴られる。
前編では、ドールのヴァイオレットが、ある令嬢の家庭教師として彼女の元を訪れ、お互いの関係性を超えた絆を育んでいく姿が描かれる。
これまでのシリーズでは強調されてこなかったヴァイオレットのボーイッシュな一面を掘り下げることで、新鮮な印象を与えてくる内容になっており、まるで宝塚歌劇団の一員となったかのようなヴァイオレットの姿を垣間見ることができるだろう。
もともとヴァイオレットは兵器として戦争を経験している身であるため、こういった一面も持つキャラクターであることから、ボーイッシュなイメージが皆無だったこと自体が驚きである。
後編は前編の数年後が舞台
後編は、前編の数年後が舞台。
時の流れをキャラクターたちのヘアスタイルなどで表現しているのが秀逸。
前編の続きがしっかりと描かれた内容になっており、またもやラストで涙を誘う。
ヴァイオレットからの‘‘もう一通の手紙’’は、幼き少女から受け取ることになる。
ある姉妹の‘‘手紙’’を、時を超えて紡いでいくヴァイオレットの姿が小気味よく、感情移入を誘い、手紙というものを通して‘‘幸せ’’を私たちに届けてくれるのだ。
ベネディクトが良きパイプ役として存在感を発揮していたのも印象深い。
TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のコラムもお楽しみください
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