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【レビュー】インド文化×EDMの異色作!ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『スピン』(2021)

ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー第110作『スピン』は、インド文化とEDMという一見かけ離れたテーマを見事に組み合わせた、全く新しいティーン映画の傑作。今回は、あらすじ、感想、キャストについてお届け!

 

 

『スピン』あらすじ

 

15歳の少女・リアは、家族で営むインド料理レストランの手伝いをする生活を送っていた。

妻を亡くした後の父親は過保護なまでにリアの生活を管理しており、決して自由な毎日とは言えなかった。

そんなある日、イギリスから転校してきたマックスと意気投合したリアは、マックスからDJのレッスンを受け始める。

これがきっかけで非凡な才能を発揮するようになったリアは、やがて自らの音楽のルーツを探求し始める…。

 

 

 

感想:インド文化×EDMの異色作!

www.youtube.com

 

家族のインド料理の店を手伝う少女が転校生の男子と知り合い、EDMの魅力にハマっていくが、父親が娘の夢を反対して…といったディズニーらしい王道の道筋を辿っていくストーリーラインであるが、中盤から予想を裏切る舵取りをしていく。

なんと!ボーイフレンドになりうる存在が途中で主人公を裏切り、盗作紛いの行動に出るのだ。

これにより、主人公の恋愛要素というものがなくなり、夢を追いかける一人の少女のサクセスストーリー路線を邁進していく。

この展開には、長年、DCOMを観てきた身としては大変驚かされた次第で、全く新しいプロットの変化を感じさせる。

 

キャストについて:多様性を感じさせるキャスティング

ほとんどの主要キャストをインド系の俳優で揃えた点にも多様性を感じさせ、テンポ良く小気味いいストーリー、新鮮かつ心地よいサウンド、そのどれもが素晴らしかった。
『ディセンダント』のアナ・カスカートも出ている。