第四期が10月より放送スタート！『ゴールデンカムイ』の面白さとは？【あらすじ・見どころ】
2022年10月よりアニメ第四期が放送開始となる『ゴールデンカムイ』。明治末期の北海道・樺太を舞台に、金塊をめぐるサバイバルバトルが描かれた本作の魅力に迫る！
『ゴールデンカムイ』とは？
『ゴールデンカムイ』は、野田サトル原作による「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の漫画作品。
明治末期の北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバルバトルが繰り広げられ、累計発行部数は1800万部を突破している、大人気漫画である。
2018年4月よりテレビアニメ版が放送開始され、現在までに第一期、第ニ期、第三期の全36話の放送を終了している。
原作コミックの良さをそのままテレビアニメ化した内容になっており、原作ファンからの支持も厚く、大ヒットを記録したことで知られている。
第四期は、2022年10月より放送開始予定となっている。
学びながら楽しめるアニメ
『ゴールデンカムイ』は、バトル漫画に飽きてしまった方々におススメしたいテレビアニメである。
本作にもバトルは存在するのだが、必要最低限に抑えられており、そのほとんどはアイヌの金塊を巡る物語が展開される。
その最中に色濃く描写されているのが、アイヌ文化である。
本作の舞台である北海道の先住民であるアイヌ民族の暮らしや食べ物、言葉といったものが丁寧に描写されており、北海道アイヌ協会やアイヌ民族博物館からも高い評価を得ている、
そのため、まさに学びながら楽しめるアニメであるのだ。
アニメや漫画が少し苦手という方で、もしもアイヌ文化を学んんでみたいという方がいれば、大変おすすめの作品である。
表情豊かなキャラクターたち
『ゴールデンカムイ』原作、テレビアニメに共通する魅力がある。それは、登場するキャラクターたちの表情が非常に豊かであるというところだ。
原作の野田サトル先生は、非常にバリエーション豊かなキャラクター描写をする漫画家であり、登場人物たちに一人として同じような顔のキャラクターがいないことでも有名である。
モブキャラでさえ、様々な顔つきをしているのだ。
中でも特に印象深いのが、主人公の杉元と共に旅を続けるアイヌ民族の少女アシㇼパだ。
そのキャラクター設定がアイヌ民族であるがゆえに、日本人の杉元が見せる風変わりな言動を目にして、独特な表情を幾つも浮かべるのだ。
その表情は、かなり個性的であり、見ているだけで非常に面白い。
こういった部分も非常に魅力的な作品なのである。
変態だらけの脱獄囚たち
『ゴールデンカムイ』の中心的ストーリーであるアイヌの金塊を見つけ出すためには、網走監獄から脱走した24人の囚人たちが持つ刺青を読み解かなければならない。
主人公の杉元らは、この囚人たちを探し出そうとするわけだが、いかんせん、この囚人たちが皆、個性派ぞろい！
中には考えられないような変態や狂人といったサイコな連中も多く、非常に狂ったキャラクター設定が設けられているのだ。
この要素もまた、人気を集めている要因であり、脇役たちの描写にも注目したい作品である。
大人気漫画『キングダム』などと同じ「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の『ゴールデンカムイ』。
原作コミックも非常に面白いが、ぜひともテレビアニメの方も視聴してもらいたい。
かなり忠実にアニメ化されている点も魅力的で、原作ファンも納得の出来栄えであろう。
バトル漫画ばかりでマンネリ化した漫画ライフに新鮮味を与えたいという方々にも大変おすすめである。
前述の通り、『ゴールデンカムイ』第四期は2022年10月より放送開始となる。
その前にぜひとも第一期、第二期、第三期を復習してもらいたい。（文・構成：きさつ卍じゅじゅつし）
