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【レビュー】前作とは異なる作風で恐怖を煽るSF!『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)

J・J・エイブラムス製作による怪獣POV映画『クローバーフィールド HAKAISHA』の公開から8年・・・新たに登場した『クローバーフィールド』は前作とは全く異なる作品だった!今回は、あらすじ、感想、キャストについてお届け!

 

 

10 クローバーフィールド・レーン』あらすじ

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目を覚ましたら、シェルターの中にいることに気付いたミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)。その日から「きみを救うためにここへ連れてきた」と話すハワード(ジョン・グッドマン)、自らシェルターに逃げてきたエメット(ジョン・ギャラガー・ジュニア)の3人のシェルターでの共同生活が始まる。ハワードは、本当に信用できるのか?それとも別の目的がある悪人なのか?疑心暗鬼の中、共同生活が続いていく――。 ある日、ミシェルは必死にシェルターから抜け出そうと試みるが、「ドアを開けるな!皆 殺されるぞ!」と叫びながら制止しようとするハワード。ミッシェルはシェルターのドアまでたどり着く。ミシェルの表情が恐怖と驚きに満ちた表情に変わっていく。 シェルターのドア越し、彼女の眼に見えていた世界とは――?

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感想:よりスリラー要素を強めた一本!

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前作とは打って変わり、会話劇で焦燥感を煽る。
前作から緩急をつけた変化球を投じてきた印象。
もともと本シリーズはスリラー要素が強い作風であるが、よりスリラー要素を強めた一本。

地下シェルターに監禁された女性を主人公にすることで、外界で何が起きているのかを悟らせず、観る者を一層疑心暗鬼にさせるのが何ともニクい。
こういうところは、さすがのJJ節と言えるだろう。
果たして、地下シェルターにいる男は本当のことを言っているのか?それとも嘘なのか?どっちとも取れる二転三転するストーリー展開が秀逸。
やや中だるみする部分もあるのだが、新しいSFの形を示してくれた作品だと思う。
昔、海外ドラマ『24-TWENTY FOUR-』シーズン1に似たような描写があったが、それを2時間弱に引き伸ばしかのよう。

 

 

キャストについて:キャストの熱演

主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッドはスリリングな作品に出演すると本領を発揮する。
ホラーやスリラーに多く出演してきた女優らしい表情を魅せてくれた。
彼女を"監禁"する立場にあるジョン・グッドマンの狂気性も見事に発揮されており、もう一人の主要キャストであるジョン・ギャラガーJr.とあわせて、ほぼ3人による芝居でここまで恐怖を醸し出せたのは凄いことだ。

 

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