アメリカ航空宇宙局(NASA)が早い段階から企画に参加し、ハリウッド豪華スタッフ、キャストが勢揃いした超大作映画『ムーンフォール』が、2022年7月29日(金)より、Amazon Prime Videoにて独占配信開始されることが明らかになった。
2021年、NASAの宇宙センターは衝撃と緊張に包まれた。
謎の力で軌道から弾かれた月が、数週間で地球に激突するということが判明。
この謎に立ち向かう危険な任務に、NASA副長官のジョー(ハル・ベリー)、超一流の宇宙飛行士だったが、ある事故の責任から今はNASAを離れたブライアン(パトリック・ウィルソン)、自称“天文学博士”で陰謀論者のK.C.(ジョン・ブラッドリー)が挑む。
果たして、最終手段の核爆弾が用意され、人々がパニックに襲われる中、彼らは人類を救うことが出来るのか?そして月に隠された秘密とは?
メガホンをとったのはパニック・ムービーの金字塔『インデペンデンス・デイ』(1996)とその続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)のスーパーヒット・メイカー、ローランド・エメリッヒ。
本作は、彼のキャリア史上最も壮大なスケールの最新作となっている。
月が地球に衝突するという現実に起こり得る危機に、国家機密や歴史に隠された秘密を縦横無尽に織り込むサスペンスフルな展開に息をのみ、家族への愛や仲間との絆に胸が熱くなるスペクタクル巨編が完成したのだ!
本作のアイディアについて、エメリッヒはこう語っている。
「月は自然に出来た天体ではないと信じている人たちがいてね。映画にとっては心惹かれるアイディアだと思ったんだよ。そんな物体が地球に落ちてきたらどうなるだろう?」
また、過去のエメリッヒ監督作品でもストーリーの中心となってきた‘‘家族の関係’’は、本作でも中核を成しているという。
「地球を守るために月へ向かうミッションに乗り出す者たち、さらには後に残され、月が地球と衝突するコースにいるという激動の事態を生き抜こうと奮闘する家族」が今回の作品では描かれているとエメリッヒはコメントしている。
本作にも豪華キャストが集結している。
NASA幹部で元宇宙飛行士のジョシンダ・‘‘ジョー’’・ファウラー役には、2001年に『チョコレート』でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、「X-MEN」シリーズでもお馴染みのハル・ベリー、彼女の過去の友人のブライアン・ハーパーには『ミッドウェイ』(2019)、『アクアマン』(2018)、「死霊館」シリーズのパトリック・ウィルソン、
そして憎めない陰謀論者のKC・ハウスマンには『ゲーム・オブ・スローンズ』のサムウェル・ターリー役でお馴染みのジョン・ブラッドリーが抜擢された。
また、過去の事件のことを知る男ホールデンフィールドを演じるのはアカデミー名誉賞を受賞し、多くの監督・俳優たちから尊敬され、あのキーファー・サザーランドの父でもあるドナルド・サザーランド。
本作には、「Who Built The Moon」という本を読んでいたローランド・エメリッヒが「月が地球を攻撃したらどうなるのか」という疑問を抱き、映画のアイディアの元となり、リサーチが行われ、作品が完成した経緯がある。
エメリッヒが脚本と製作も兼務し、他に、エメリッヒ作品ではお馴染みの盟友ハラルド・クローサーが脚本と製作を務め、スペンサー・コーエンも脚本と製作総指揮として名を連ねている。
脚本執筆の際、コンセプトはとてもリアルで偽りのないものにすることが大前提だった為、製作スタッフは科学者やNASAのジェット推進研究所で働く人達と多くの話し合いを行なった。
エメリッヒ曰く、「彼らから聞いた話はとても興味深いものだったよ。仮に月が軌道を外れたら、円から楕円の軌道へと変わり、その軌道がどんどん小さくなってから衝突するだろうと。そこにまず、私たちは大いに興奮したよ」とコメントしている。
果たして結末はどうなるのか…?
パニック・エンターテイメント超大作『ムーンフォール』は、7月29日(金)よりAmazon Prime Videoで独占配信開始。(日刊ロードショー)