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【厳選!ディズニープラス おススメ作品】これは自殺か?他殺か?珠玉のミステリー『マーダーズ・イン・ビルディング』【あらすじ・キャスト・レビュー】

ディズニープラスにて配信されている珠玉のミステリー・ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』。

その待望のシーズン2が、ついにディズニープラスの「スター」で配信開始となる。

ここでは、アパートという密室で起きた死亡事件の真相を追う本作の魅力をご紹介!

 

 

アパートで起きた死亡事件!これは自殺か?他殺か?

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『マーダーズ・イン・ビルディング』は、ハリウッドを代表するコメディアンのスティーブ・マーティンが製作・脚本・主演を務めるTVドラマである。

ニューヨークの高級住宅地アッパー・ウェストサイドのアパートを舞台に、ポッドキャストの犯罪ドキュメンタリーを聞くという共通の趣味を持ったチャールズ(スティーブ・マーティン)、オリバー(マーティン・ショート)、メイベル(セレーナ・ゴメス)の3人が、建物内で起きた死亡事件の謎を解き明かすために奮闘する姿を描く。

彼らが当初は自殺と断定された事件の真相に近づいていく中で、次第に事件に巻き込まれていくことになり、お互いが隠していた真実も明らかになっていく。

果たして、この死亡事件は本当に自殺なのだろうか?それとも他殺なのだろうか…?

 

 

 

最高にお洒落で、最高にミステリアス

 
 
 
 
 
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本作は高級住宅地アッパー・ウェストサイドのとあるアパートを舞台にしたミステリー・コメディなのだが、劇中で映し出されるニューヨークの街並みがとにかく目を引く。

ニューヨークというロケーションが、作品全体にお洒落な空気感を漂わる一因を担っているのだ。

どこか肌寒さを感じさせる秋めいたニューヨークが、謎が謎を呼ぶ本作の世界観にマッチしている。

ストーリーのほとんどがアパート内で展開される作品ではあるが、随所に組み込まれた様々な表情を垣間見せる‘‘ニューヨーク’’という登場人物にも注目していただきたい。

 

 
 
 
 
 
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本作はアパートという「密室的環境下」で起きた謎の死亡事件を推理するトリオの姿を中心に描き出されるわけだが、この3人…実はそれぞれが大きな「隠し事」をしている。

下り坂の俳優チャールズ、かつてブロードウェイで大成功を収めた演劇ディレクターのオリバー、そして彼ら2人とは歳が離れたメイベル。

彼らの「秘密」もまた事件と大きく関わってくるようになり、まるで重厚な推理小説を読み進めているかのような気分で、視聴していける作風となっている。

それでいて、シリアス過ぎない点も面白く、作品の雰囲気的にはウディ・アレンがメガホンをとった「ロンドン三部作」を彷彿させる。

それだけ小気味よくコメディ要素が散りばめられながら、謎が謎を呼ぶミステリアスなストーリーが繰り広げられていくのだ。

各話に散りばめられた伏線を回収しながら、最終的にたどり着く終着点…全く予想のできない盲点を突かれた印象。

パンデミック下だからこそ実現した実験的な演出や現代らしくポッドキャストをテーマにしている部分もかなり面白い!

 

 

 

セレーナ・ゴメスが8年ぶりにTVドラマへカムバック!

本作で謎めいた若き女性メイベル役に扮するのは、老若男女とわず絶大な支持を集めるセレーナ・ゴメス。

 

 
 
 
 
 
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本作はセレーナにとって久しぶりのTVドラマ出演となる。

彼女の出世作であるディズニー・チャンネル放映の『ウェイバリー通りのウィザードたち』以来、実に8年ぶりのカムバックとなるのだ。

しかしながら、その期間内で様々な映画への出演や多くの人生経験を積んできたということもあり、その演技は大きく変化している。

なぜ若くして高級アパートに住んでいるのか?彼女の心に闇を落とした過去の出来事とは?といった多くの秘密や謎を纏っているキャラクターであるが、難しい役どころにも関わらず、成熟した演技で見事に演じ切って見せる。

ここまで視聴者を疑心暗鬼にさせる演技ができることに驚かされた次第である。

 

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セレーナ演じるメイベルと共に行動する2人のベテラン俳優にも注目したい。

まずは本作で製作・脚本も務めている、スティーブ・マーティン

『愛しのロクサーヌ』(1987)や『花嫁のパパ』(1991)などで知られるコメディ界のレジェンドであるマーティンだが、ここ数年はヒット作に恵まれていない印象を受ける。

そんな自身のキャリアが投影されたキャラクターを哀愁たっぷりに演じて魅せる。

マーティン演じるチャールズはかつてTV番組で人気を博していたが、いまは落ち目になってしまい、生きる理由さえもなくしかけている。

そんな中で、死亡事件の推理をするようになり、活き活きとした表情を魅せるようになっていくのだが、その心情の変化を体現したマーティンの演技は見事としか言いようがない。

衰えを知らない。いやむしろ齢を重ねて進化したコメディセンスもあっぱれだ。

 

そして、マーティン演じるチャールズよりも個性的な一面を多く見せるのが、こちらもコメディ界のレジェンド的存在であるマーティン・ショート

ショート演じるオリバーというキャラクターの第一印象は、とにかく底抜けに明るく、悩みなど存在しないと言ったようなものだった。

しかし、物語が進むにつれて、家族とは疎遠になっていたり、過去の栄光にばかりすがっている人物だということがわかってくる。

その張りぼての‘‘明るさ’’を見事に切り取った演技が実に素晴らしい。

その奥深い演技は、かつてのコメディ演技とは一味も二味も異なるものとなっている。

親友スティーブ・マーティンとの掛け合いも息がピッタリだ。

 

推理小説、ミステリー・ドラマ好きには堪らない要素で構成された『マーダーズ・イン・ビルディング』。

巧みな筆致で描き出される重厚なミステリーを、あなたは解き明かすことができるか?

 

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『マーダーズ・イン・ビルディング』は、ディズニープラスのスターにて配信中。

シーズン2も2022年6月28日より配信開始となる。(文・構成:zash)

 

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