【レビュー】思わず身を乗り出してしまうサプライズの連続!『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)
マーベル映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)は、最強の魔術師ドクター・ストレンジ待望の単独映画2作目である。今回は、あらすじ、感想、キャストについてお届け!
- 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』あらすじ
- 感想:思わず身を乗り出してしまうサプライズの連続!
- キャストについて:‘‘あの人’’が最高すぎた!
- 『ドクター・ストレンジ/MoM』に関する小説やコラムを執筆しています
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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』あらすじ
謎と狂気に満ちた、マルチバースの扉が開かれる──
もし、今いる現実とは《別の現実》が存在し、《もう一人の自分》と戦うことになったら...?
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のその後―― マーベル史上、最も予測不能で壮大な戦いを描いた、ファンタジック・アクション超大作!
感想:思わず身を乗り出してしまうサプライズの連続!
最強の魔術師ドクター・ストレンジ待望の単独映画2作目は、冒頭からいきなり変化球を投じてくる。
すでにマーベル・シネマティック・ユニバース<MCU>もマルチバース化され、異なる宇宙の物語やキャラクターを提示することに成功しているが、本作も例外ではなく、というかMCU史上最もマルチバースに触れた作品と言えるだろう。
幾人ものドクター・ストレンジが登場し、‘‘あの人’’や‘‘この人’’といったマーベル・ユニバースでおなじみのヒーローが登場するなど、思わず身を乗り出してしまいそうなサプライズの連続だ。
そして、なんといっても本作は『死霊のはらわた』シリーズなどのカルト・ホラーを手掛けてきたことで知られるサム・ライミがメガホンをとっているということで、全編通して完全なるホラー映画となっている点も面白い。
マーベル映画もフェーズ4に入ってからというもの、監督の独自の世界観を追求することをテーマに作品作りをしている印象で、本作はまさにホラー映画版マーベル映画!
身体が真っ二つになるわ、串刺しになるわ、‘‘魔女’’が地の果てまで追いかけてくるわで、終始、サム・ライミ節が炸裂した内容になっている。
『死霊のはらわた』もそうだが、ライミに‘‘書物’’に関する映画を撮らせたら、最高の仕事をやってのけること請け合い!
ライミ版『スパイダーマン』のファンからしてみれば、どこか既視感のあるアクションシーンが連続する点も嬉しい。
長くマーベル映画を観ている身としては大変懐かしさも覚えた次第である。
キャストについて:‘‘あの人’’が最高すぎた!
ベネディクト・カンバーバッチ扮するドクター・ストレンジの魅力は変わらず、エリザベス・オルセン扮するワンダは悪役になっても嫌いになれない。
どちらも手指の動きが実に滑らかで、説得力のある演技を魅せてくれている。
そして、サム・ライミ作品常連のブルース・キャンベルが最高すぎた。
『ワンダヴィジョン』『インヒューマンズ』といったTVドラマからアニメ『ホワット・イフ…?』まで幅広く網羅した内容もさることながら、クライマックスにおける音符を駆使して戦うバトルシーンなど、最初から最後まで興奮度MAXで楽しめる一本!
『ドクター・ストレンジ/MoM』に関する小説やコラムを執筆しています
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