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『ピースメイカー』WWEのトップに君臨したジョン・シナが次に目指すのは…ハリウッドの頂点だ!【プロフィール・出演作・まとめ】

2021年に大ヒットを記録した『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』と『ザ・スーサイド・スクワッド ‘‘極’’悪党、集結』は、映画ファンを大いに楽しませたと思うが、この超大作2本に出演している俳優がいる。ジョン・シナである。一体、このジョン・シナという男は何者なのだろうか?

 

 

ハリウッドの肉体派俳優たちは、俳優一本でキャリアを形成してきた者ばかりではない。
ボディビルダーから転身した者もいれば、飛び込みの選手だった者もいる。
現在のハリウッドの稼ぎ頭と言っても過言ではないドウェイン・ジョンソンは、プロレス団体「WWE」の元スター選手として活躍した実績を持つ。
実は、ドウェイン・ジョンソンと同じく「WWE」出身の元プロレスラーたちが、いま、ハリウッドで旋風を巻き起こしているのだ。
「最凶のタフ野郎」の異名を持ち、映画『監獄島』(2007)や『エクスペンダブルズ』(2010)などに出演するスティーブ・オースチンマーベル・シネマティック・ユニバースガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役でおなじみのデイヴ・バウティスタなど、意外にも元レスラーのハリウッド俳優は多いのである。
そんなWWEから、‘‘ハリウッドの王座’’をかけた戦いに本格参戦しようとしている男がいる。
2021年公開の映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』と『ザ・スーサイド・スクワッド ‘‘極’’悪党、集結』に出演している、ジョン・シナである。

 

幾度となく世界王者に輝いた、WWEのトップスター

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ジョン・フェリックス・アンソニー・シナJr.は、1977年4月23日アメリカ・マサチューセッツ州ウェスト・ニューベリーで生を受けた。
大学卒業後、最初はボディビルダーへの道を歩もうと考えたが、後にプロレスラーになることを志し、カリフォルニアを拠点とした団体「UPW」で頭角を現す。
その後、「WWE」と契約し、傘下のファーム団体「OVW」にて、‘‘ザ・プロトタイプ’’のリングネームでデビュー。
2002年、当時の「WWE」のトップスターの一人であったカート・アングルの対戦者公募に挑戦し、正式にWWEデビューを果たした。

以降は、幾度となく世界王座に輝く実績を残し、「WWE」もといプロレス界のスーパースターとして君臨。
声援とブーイングが常に交錯する「賛否両論の男」として大変な人気を獲得し続けており、リング上で披露する「敬礼ポーズ」もまた彼の代名詞となっている。

 

2006年に俳優デビュー!肉体派俳優としての道を歩みだす

WWE」のスーパースターとしてプロレス界のトップに君臨するジョン・シナが、次に目指すのは、ハリウッドのトップだ。
彼が俳優としてのキャリアを歩み始めたのは、2006年のこと。
主演映画『ネバー・サレンダー 肉弾凶器』(2006)で本格的な俳優デビューを飾ったのだ。

 

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WWE」が製作した同作は、正義のためなら手段を厭わない優秀な海兵隊員ジョン・トライトンが、強盗団に人質に取られた愛する妻を救うため、敢然と立ち向かっていく姿を描いた。
主人公の海兵に扮するシナは圧倒的存在感と確かな演技力を発揮し、作品を支配するカリスマ性を放った。
同作への出演後は、レスラーとして活動する傍ら、映画『12 ラウンド』(2009)、『ブラッド・ヒート 肉弾戦争』(2011)の主演やTVドラマ『サイク/名探偵はサイキック?』、『ハンナ・モンタナ フォーエバー』へのゲスト出演でキャリアを模索。
2015年から俳優活動を本格的に行うようになっていく。

 

 

 

超大作映画に続々出演!映画界を主戦場に

コメディ映画『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』(2015)や『パパVS新しいパパ』(2015)で好演を魅せたシナであったが、超大作映画でその魅力が爆発し始めたのは、やはり2018年公開の『バンブルビー』からであろう。

 

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大ヒット映画『トランスフォーマー』シリーズ初のスピンオフ映画となった同作で、バンブルビーヘイリー・スタインフェルド演じるチャーリーの絆を引き裂こうと彼らを執拗に追いかける「セクター7」のジャック・バーンズ少佐役に起用されたのだ。
劇中では悪役的立ち位置であるが、それでも最後の最後に良いところを持っていく辺りは、さすがの貫禄と言える。
超大作映画でも主役的ポジションで活躍することができることを証明したシナは、この後、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでハリウッドに旋風を巻き起こすことになる。

 

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2020年にリブート版『ドクター・ドリトル』でホッキョクグマのヨシを演じたことも記憶に新しいジョン・シナであるが、2021年になってもその勢いはとどまるところを知らないようだ。
なんと、大ヒットカーアクション最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』とDCコミックス原作のアメコミ映画『ザ・スーサイド・スクワッド ‘‘極’’悪党、集結』の2本に主要キャストとして起用されているのだ。

 

ついに見つけたハマり役!ピースメイカー役の衝撃!

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ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では、ファミリーの中心人物であるヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレットの弟にあたるジェイコブ役に扮し、悪役として圧倒的な存在感を放つ。
抜群のドライビングテクニックと度胸、知略を駆使して、ドミニクたちの行く手を阻むジェイコブは、まさに同作における最重要人物だ。
これまでドウェイン・ジョンソンジェイソン・ステイサムといった名だたるスターたちが同シリーズの悪役として存在感を発揮してきたが、彼らに引けを取らない貫禄を見せつけられるのは、やはりジョン・シナしかいないということを改めて証明して魅せた格好である。

一方で「ワイスピ」とは異なる魅力を放ち、全米で大きな話題となったのが、DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド ‘‘極’’悪党、集結』だ。

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンがメガホンをとる同作は、悪党ばかりで構成された‘‘使い捨て決死部隊’’が成功率0%のデスミッションに挑む姿を描いている。
この新生スーサイド・スクワッドのメンバーの一人であるピースメイカー役に扮しているのがジョン・シナだ。
射撃、格闘に秀でた殺戮マシーンであり、平和を愛するあまり、相手が子供であろうと大人であろうと関係なく暴力で解決しようとするヤバい奴なのだが、シナは持ち前の愛嬌とコメディセンスで非常に魅力あるキャラクターを作り上げた印象が強い。
同作のMVPは彼だと言っても過言ではないほどに、映画ファン、アメコミファンからの評価も高く、俳優としてまた一つ新たな階段を上がったと言えるだろう。

次期ハリウッドのトップスターは俺だ!と言わんばかりの活躍を魅せている、俳優ジョン・シナ

 

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2022年にはピースメイカーを主人公としたTVシリーズの製作もされ、今後のハリウッドにおいて、間違いなく最も注目すべきスターの一人である。
‘‘ハリウッドの王座奪取’’へ向けてひた走るジョン・シナの俳優道に刮目せよ!(文・構成:zash)

 

 

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